キューブ型の家で後悔する理由と成功させるための対策|メリット・デメリット両方をチェック
最近はスタイリッシュなデザインのキューブ型の家が増えていますが、「雨漏りリスクやデザインで後悔する」などネガティブな意見も見受けられます。
キューブ型の家には注意すべきデメリットもありますが、注意すべきポイントを事前に把握していれば対策可能です。
デメリットに先回りしてしっかり対策すれば、おしゃれでコストパフォーマンスが高いキューブ型の家のメリットを活かすこともできます。
今回は、函館エリアで規格住宅「ゼロキューブ」を多数手がけている不動産企画ウィルが、キューブ型の家で後悔しやすいポイントと対策を解説します。
このコラムのポイント |
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Contents
キューブ型の家は後悔すると言われる理由は?
インターネットでキューブ型の家について検索すると、「おしゃれ」などポジティブなワードにくわえて、「やめたほうがいい」「危険」「後悔する」などネガティブな関連ワードも出てきます。
結論からお伝えすると、キューブ型の家で失敗や後悔する可能性もありますが、注意すべきポイントを知って対策すれば防ぐことは可能です。
キューブ型の家で後悔するのは、施工会社の技術力や提案力不足による部分が大きいです。
しかし、キューブ型の家の施工実績が豊富な住宅会社なら、デメリットや後悔しやすいポイントに先回りして対策して、失敗を防いでおしゃれなマイホームを建てることができます。
大切なことは、キューブ型の家のメリット・デメリット両面を知り、フラットな視点で検討することです。
キューブ型の家のメリットや魅力、デメリットと対策を1つずつチェックしていきましょう。
キューブ型の家にはメリットもたくさん
キューブ型の家には次のようにさまざまなメリットがあり、人気が高まっています。
※キューブ型の家のメリット
- コストパフォーマンスに優れる
- 土地を最大限有効活用できる
- シンプルなデザインで飽きにくい
- 凹凸が少なく耐震性を高めやすい
- 屋上を有効活用できる
出典:LIFE LABEL
真四角のキューブ型の家は、上下階が同じ形の「総2階」になり、L字型の家や凹凸のあるデザインなどと比較すると施工面積が最小限で済むため、建築費用や土地取得費用を抑えやすいのが大きなメリットです。
コストパフォーマンスが高いため、総費用を抑えて住宅ローンの負担を減らしたり、内装やキッチンなどの設備にお金をかけたりすることもできます。
また、シンプルなデザインは流行に左右されにくく、長く暮らしても飽きにくいのも魅力的なポイントですね。
凹凸が少ない家は地震の揺れが一ヵ所に集中しにくく、通し柱を配置しやすいため、耐震性を高めやすいのも特徴です。
フラットな陸屋根を採用するため、屋上をルーフバルコニーとして活用できるのもキューブ型の家ならではのメリットと言えるでしょう。
キューブ型の家で後悔する理由と対策
キューブ型の家で後悔しやすいポイントと対策をセットでチェックしていきましょう。
陸屋根の雨漏りリスクが高い
一般的なキューブ型の家はフラットな陸屋根を採用するため、切妻屋根や片流れ屋根の住宅より雨漏りリスクが高いと言われています。
陸屋根は一般的な屋根より勾配が緩く、雨が溜まりやすいため雨漏りリスクが高い傾向があります。
【対策】
- 陸屋根の施工実績が多い住宅会社を選ぶ
- メンテナンス計画を立てる
陸屋根の雨漏りは、施工実績が多く技術力が高い工務店やハウスメーカーを選ぶことで対策できます。
実際に陸屋根を多く施工している住宅会社なら、適切な勾配や排水経路を設計し、雨漏りリスクが増加するのを防ぐことができます。
例えば、キューブ型の規格住宅「ゼロキューブ」は、適切な勾配を設けた陸屋根や排水設計など、しっかり雨漏り対策を考えています。
また、建築時に定期的なメンテナンス計画を立てて、防水層の再塗装や点検で雨漏りを防ぐことも大切です。
保証制度や定期点検など、アフターフォロー体制がしっかりしている住宅会社を選ぶのも効果的な対策です。
不動産企画ウィルは、安心して長くお住まいいただくために、ご入居後の定期点検を実施しています。
夏は太陽光の影響で暑くなる
キューブ型の家は軒や小屋裏が無いため、夏の太陽光の影響を受けて暑くなるのも、代表的な後悔の原因です。
また、真四角のシルエットは窓の庇がないため、直射日光が室内に差し込み暑くなるという意見もあります。
【対策】
- インナーバルコニーやアウターシェードで日差しを遮る
- 屋上や庭に植栽を植える
- 住まい全体の断熱性能を高める
リビングなど日中過ごすことが多い部屋の暑さ対策としては、インナーバルコニーやシェードで日差しを遮るのが効果的です。
出典:LIFE LABEL
例えば、上のように外壁のラインより奥まったインナーバルコニーは、キューブ型のシルエットを崩さず、庇の代わりになり室内への直射日光を遮ってくれます。
また、日差しが強い時期だけサンシェードを使って、直射日光を遮るのも効果的な対策です。
出典:LIFE LABEL
屋上からの熱の影響は、屋根を含めた住まい全体の断熱性を高めたり、屋上を緑化したりするのが効果的な対策です。
高断熱な住まいは光熱費の節約にもなり、屋上の植栽は日除けになるだけでなく、彩りもプラスしてくれます。
外壁が劣化しやすい
軒がないキューブ型の平屋は、直射日光や雨が外壁に当たって劣化しやすいのも注意すべきポイントです。
軒が深い家と比較すると、外壁が早く劣化してメンテナンスサイクルが短くなる可能性があります。
【対策】
- 耐久性が高い外壁材を選ぶ
- 色褪せや汚れが目立たない色を選ぶ
外壁の劣化対策は、耐久性が高い外壁材を選ぶのが基本となります。
出典:LIFE LABEL
例えば、最近採用されることが多くなってきたガルバリウム鋼板の金属サイディングは、従来のトタンサイディングと比べて耐久性が高く、色褪せやサビなどの劣化対策に効果的です。
また、外壁の汚れや色褪せ対策としては、なるべく目立たない色を選ぶのがおすすめです。
例えば、真っ白の外壁だと雨だれ汚れが目立ちやすいですが、オフホワイトやベージュなど、少し色味を入れると緩和できます。
完成した直後のことだけでなく、長く暮らすことを考えて外壁の素材や色を選びましょう。
外観が安っぽく見える
シンプルなキューブ型の家は、外壁材やカラー選びによっては安っぽく見えてしまうリスクもあります。
真四角のシルエットは単調な印象になることもあり、デザインによってはシンプル過ぎておしゃれに見えないと感じる方も居るようです。
【対策】
- 外壁材にこだわる
- シルエットを調整する
- 外構をトータルコーディネートする
キューブ型の家の外観が安っぽく見えるのを防ぐには、まず占める面積が大きい外壁材にこだわるのが効果的です。
出典:LIFE LABEL
例えば、ゼロキューブは外壁カラーの組み合わせを複数ご用意して、好みに合わせて選ぶだけでおしゃれな外観をつくれるようになっています。
縦のラインを強調する金属サイディングは、シンプルなキューブ型のシルエットに立体感や動きを与えて安っぽく見えるのを防ぐことができます。
出典:LIFE LABEL
また、ゼロキューブは1階に部屋をプラスしたり、ビルトインガレージを追加したりして、キューブ型のシルエットに変化を付けることも可能です。
出典:LIFE LABEL
さらに、建物と外構をトータルコーディネートすることで、キューブ型の外観デザインをおしゃれに仕上げることもできます。
外観全体のテーマを決めて、フェンスや地面の仕上げなどにこだわり、統一感を持たせてみましょう。
函館エリアでおしゃれなキューブ型の家を建てるなら、不動産企画ウィルにご相談ください。
規格住宅「ゼロキューブ」をご用意し、おしゃれで暮らしやすいキューブ型の家づくりをサポートしています。
まとめ
キューブ型の家を検討するときは、メリット・デメリットをフラットな視点で比較し、失敗や後悔を防ぐことが大切です。
なるべくキューブ型の家の施工実績が多い住宅会社に相談して、適切なアドバイスやサポートを受けることも大切です。
デメリットにしっかり対策して、おしゃれで暮らしやすいキューブ型の家をつくりましょう。