新しく、家を建てる。
さて、どんな家にしていきましょう。
もしかすると、膨大な選択肢を前に、すでに迷路に迷い込んでいるかもしれません。 生涯をかけた大仕事。
失敗がこわくて、決断から逃げ出したいかもしれません。
「家を建てる」とは、「暮らす場所をつくる」ということ。
もし、いま、肩にグッと力が入っていたら、 僕らの・私たちの、暮らす場所をつくる、そうイメージしてください。
毎日を過ごす場所、そう言い換えてもかまいません。 少し力が抜けて、なんだか楽しくなってきませんか?
私たちが道しるべとしていることは、家とは暮らしの場所であるということ。
当たり前のようですが、どんな毎日もその場所で過ごすということは、 新しければいいわけでも、壁と屋根があればいいわけでもありません。
しみじみとくつろげるお気に入りの場所は、人の心を満たします。
その心は、たとえばふと、くつろぐ場所に花を飾りたくなったり、 たとえば、面倒だった掃除や料理が、何より充実した時間になったり。
あるいは、何か新しいことを、はじめたくなったり。
英語で『live』は、 暮らしのほかに、生きる、という意味も持ち合わせます。
live is live.
暮らしって、かけがえのないもの―。
私たちのつくるすべての家には、その思いがこもっています。