広いリビングの間取りづくりのポイント|おしゃれな施工事例も紹介
「広いリビング」を検討されている方へ。
広々としたリビングは魅力的ですが、実際に計画する際には様々な疑問や不安を感じる方も少なくありません。
そこで今回は、ライフスタイルに合わせた間取りの提案が得意な函館の工務店「不動産企画ウィル」が、広いリビングの魅力やポイント、注意点について詳しく解説します。
このコラムのポイント |
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おしゃれで快適な広いリビングづくりのヒントが満載です。ぜひ最後までご覧ください
広いリビングのメリット
広いリビングは、快適な暮らしを実現する上で大きな魅力となります。
ここでは、ご家族の絆を深められることや、自由なデザインを楽しめるなど、広いリビングならではのメリットを紹介します。
開放感が高くご家族が集まりやすい
広々としたリビングは、自然とご家族の会話を促し、コミュニケーションの場としても最適です。
ご家族全員が集まっても圧迫感を感じることなく、ゆったりと過ごせるリビング空間を確保できます。
また、ご友人を招いてパーティーを開くことや、くつろぐのにも適しています。
デザインのバリエーションが広がりおしゃれ
広いリビングは、インテリアデザインのバリエーションを広げてくれます。
狭いリビングだと難しいデザインやカラーも、広々としていれば自由に取り入れることが可能です。
例えば、狭いリビングにダークカラーを使用すると、圧迫感が出やすいですが、広ければ高級感や落ち着きを演出できます。
また、広い壁面を活かして大きなアート作品を飾ることや、窓の配置を工夫して自然光を取り入れることなど、おしゃれで個性的な空間づくりが可能です。
家具レイアウトの自由度が高い
広いリビングのメリットは、家具レイアウトの自由度の高さにもあります。
広いスペースを活かして、大型のソファやダイニングテーブル、本棚など、好みの家具を自由に配置できます。
また、ご家族それぞれの趣味や活動に合わせたコーナーを設けることも可能です。
ライフスタイルの変化に合わせて、気軽に模様替えを楽しめるのも魅力です。
広いリビングのデメリットと対策
広いリビングには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
ここでは、広いリビングを計画する際に注意すべきポイントと、それぞれの対策を紹介します。
冷暖房器具のパワーが必要
リビングの畳数が大きくなると、冷暖房効率が課題となります。
広い空間を快適に保つには、高性能な冷暖房器具が必要となり、購入費用やランニングコストが高くなる傾向があります。
したがって、住まい全体の断熱性を高めることが重要です。
高性能な断熱材を使用し、窓や壁の断熱性能を上げることで、冷暖房効率を改善できます。
また、床暖房や全館空調システムの導入も検討する価値があります。
ほかの部屋が圧迫される
延床面積や予算に制限がある場合、広いリビングを確保しようとすると、ほかの部屋や収納スペースが犠牲になるリスクがあります。
対策としては、まず間取り全体のバランスを慎重に検討することが大切です。
例えば、廊下や玄関ホールのスペースを最小限に抑え、その分をリビングに割り当てる方法があります。
また、小屋裏空間を有効活用して収納を確保することや、マルチファンクションな家具を採用することで、限られたスペースを最大限に活用できます。
動線効率が低下しやすい
広いリビングでは、移動距離が延びるため、日常生活の動線効率が低下する可能性があります。
例えば、キッチンからリビングのソファまでの距離や、リビングを通って2階に上がる際の動線が長くなることがあります。
対策としては、事前に詳細な動線計画を立てることが重要です。
ご家族のライフスタイルを考慮し、頻繁に使用する場所間の動線をもとに設計します。
実際の生活をイメージしながら、動線を1つずつシミュレーションすることで、効率的で快適なリビング空間をつくり出すことができます。
掃除の手間が増える
リビングが広いと掃除する面積も増え、掃除機掛けや窓枠・窓ガラスの清掃の手間が増えます。
対策としては、可能な限りシンプルな間取りにして、効率的に掃除ができるようにすることが重要です。
また、段差を少なくして、ロボット掃除機を導入するのも良い対策です。
家具やインテリアで迷うことがある
広いリビングでは、家具やインテリアの選択肢が多いため、コーディネートに悩むことがあります。
広い空間に対して家具が少ないと、かえって落ち着かない印象になることもあります。
対策としては、間取りとインテリアコーディネートを同時に進めることが効果的です。
家具のサイズや配置、色調のバランスなどを、間取り設計の段階から考慮することで、調和のとれたリビング空間をつくり出せます。
不動産企画ウィルには、経験豊富なインテリアコーディネーターが在籍しています。
専門家のアドバイスを受けながら、あなたの好みやライフスタイルに合わせた、理想的な広いリビングを実現可能です。
広いリビングのおしゃれな施工実例
ここでは、実際の施工事例を通じて、広いリビングの魅力をさらに引き立てるポイントを紹介します。
開放感を生む吹き抜けリビング
こちらの施工事例では、広いリビングに吹き抜けを取り入れています。
これにより、開放感と自然光をたっぷりと感じられる空間に仕上がっています。
〈関連ページ〉大きな吹抜のある淡色モダンの家の施工事例
多機能な小上がりスペースで充実したリビング
こちらの施工事例では、広いリビングに小上がりを設けることで、多用途に使えるスペースを実現しています。
3.7帖の小上がりは、広いリビングと一体感を持ちながらも、もう1部屋あるような感覚で使用できます。
〈関連ページ〉インナーガレージがあるモダンテイストの平家の施工事例
吹き抜けとリビング階段で広がる開放的な空間
こちらの施工事例では、広いリビングに吹き抜けを取り入れることで、天井が高く開放感のある空間を実現しています。
また、リビング階段となっており、2階との一体感が感じられる設計です。
〈関連ページ〉アメリカンマリンの家の施工事例
スケルトン階段で演出する開放的なリビング
こちらのリビングでは、広々としたスペースとスケルトン階段によって、開放感を最大限に活かしています。
吹き抜けがさらに広さを感じさせ、リビング全体が明るく開放的な雰囲気に包まれています。
〈関連ページ〉シック&ネイビーの家の施工事例
ここでは紹介しきれなかった施工事例もたくさんありますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください。
〈施工事例一覧〉
広いリビングの間取りづくりのポイント
広いリビングを快適で機能的な空間にするには、適切な間取りづくりが不可欠です。
ここでは、暮らしを豊かにする広いリビングを実現するためのポイントを紹介します。
過ごし方をシミュレーションする
広い空間の間取りを考える際、まず大切なのはリビングでの過ごし方をイメージすることです。
テレビや映画観賞、ご家族やご友人との団らん、お子様の学習スペース、在宅ワークなど、様々な用途を想定します。
そして、それぞれの活動に必要なスペースや設備を考慮し、理想的なレイアウトを計画します。
広いリビングを中心としたライフスタイルを思い描くことで、ご家族全員が快適に過ごせるリビング空間を実現可能です。
LDK全体のゾーニングを考える
一体型のLDKでは、リビング・ダイニング・キッチンのそれぞれの役割に応じてゾーニングを考えることが重要です。
ゾーニングとは、空間を目的や機能によって区分けすることです。
例えば、リビングだけを吹き抜けにして開放感を出すことや、L字型のLDKでダイニングテーブルを中心にリビング・キッチンを両側に配置するなど、各エリアの特性を活かした配置を考えます。
適切なゾーニングにより、広いリビング空間を効率的かつ快適に使用できます。
プライベートスペースをつくる
広いリビングを有効活用するには、多様な過ごし方ができるプライベートスペースを設けることが大切です。
小上がりや畳コーナー、デスクスペースなどを設けることで、ご家族それぞれが好みの場所でくつろげます。
これにより、同じ空間にいながらも、各自が自分の時間を楽しめる、柔軟性のあるリビング空間が実現可能です。
せっかく広いリビングがあっても、ソファだけしか座る場所がないと、ご家族がリラックスしにくくなる可能性があります。
収納を確保する
広いリビングでも、収納が不足すると部屋が散らかりやすくなります。
一方で、収納家具を後から置くと部屋に凹凸が生まれて、圧迫感が出る可能性があります。
そのため、造り付けの収納をあらかじめ計画することが重要です。
壁面収納や床下収納など、空間を有効活用した収納プランを検討することをおすすめします。
コンセント配置を考える
広いリビングの快適性を左右する重要な要素として、コンセントの数と配置があります。
コンセントの数や配置が不適切だと、延長コードが必要になり、見た目も使い勝手も悪くなります。
固定の家具の配置を考慮しつつ、スマートフォンやタブレットの充電など、使用頻度を考慮してコンセントの配置を計画することが大切です。
まとめ
広いリビングは、ご家族の絆を深め、豊かな暮らしを実現します。
しかし、広いリビングの魅力を最大限に引き出すには、適切な計画と工夫が必要です。
ご家族のライフスタイルをよく考え、専門家のアドバイスも取り入れながら、理想的な広いリビングづくりを進めていくことがおすすめです。
不動産企画ウィルでは、経験豊富なインテリアコーディネーターとともに、理想の広いリビングを実現するお手伝いをしています。