板張りを内装に取り入れるメリット・デメリット|後悔を回避するポイントや施工事例も紹介

「内装に板張りを取り入れたいけど、どんな魅力や注意点がある?」と疑問を感じる方は多くいらっしゃいます。
生活を始めてから「イメージと違った」と後悔しないためには、あらかじめメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
今回は函館エリアで多くの住宅を手掛ける不動産企画ウィルが、板張りを内装に取り入れるメリット・デメリットを解説します。
このコラムのポイント |
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Contents
板張りとは
「板張り」とは、天井や壁などに板材を張りつけて仕上げる施工方法です。
板張りに使用する木材は主に「無垢材」「集成材」「天然木化粧合板」の3種類があり、以下のような特徴があります。
種類 |
特徴 |
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無垢材 | 天然の木を切り出して加工した一枚板で、接着剤などが使われていない |
集成材 | 小さく切った木材を接着剤で張り合わせた人工的な木材 |
天然木化粧合板 | 合板の表面にスライスした天然木を貼り合わせた人工的な木材 |
板張りを内装に取り入れると木材の風合いによって空間に表情やリズムが生まれ、おしゃれに仕上げられることから人気を集めています。
函館エリアで内装に板張りを取り入れた家をお考えの方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
家族構成やライフスタイルを考慮し、ご家族が暮らしやすいプランを提案いたします。
板張りを内装に取り入れるメリット
続いて、板張りを内装に取り入れるメリットを解説します。
1つでもメリットだと感じたら、ぜひ板張りの内装を検討してみてください。
木材ならではの温もりを感じられる
板張りを内装に採用すると、木材ならではの温もりが感じられ、日々の生活に安らぎを与えてくれます。
木材から温もりを感じられる理由は、以下のとおりです。
- ・暖色系のカラーによって視覚的に温かいイメージを持ちやすい
- ・紫外線をほとんど反射せず、目に対する刺激が少ない
- ・自然を感じられる木目や模様を楽しめる
無垢材の場合は見た目だけではなく木の香りを楽しめ、リフレッシュ効果も期待できます。
ナチュラル感や高級感を演出できる
本物の木材の色味・質感を感じられる「板張り」の内装は、ナチュラル感や高級感を演出できます。
板張りはナチュラルテイストだけではなく、アメリカン・北欧・モダンなどさまざまなテイストに合わせることも可能です。
また、板張りは内装のアクセントにもなるので、メリハリを感じられるおしゃれな空間に仕上げられます。
無垢材の場合は経年変化によって色味が変化していくので、味わい深さが増すのもメリットです。
断熱・調湿効果を期待できる
内装に板張りを取り入れると断熱・調湿効果を期待でき、快適な住空間を実現しやすくなります。
板張りによって断熱効果を得られるのは、木材が多くの空気層を含んでおり、熱が伝わりにくくなるからです。
また、木材は湿気が多いときには水分を吸収し、乾燥しているときには水分を放出する働きを持っているので、調湿効果を見込めます。
「心地よく快適な家にしたい」とお考えの方に、板張りの内装がおすすめです。
おしゃれなLDKの間取り実例を、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉おしゃれなLDKの間取り実例|人気のレイアウトや開放感を高めるポイントを解説
板張りを内装に取り入れるデメリット
ここでは、板張りを内装に取り入れるデメリットをお伝えします。
板張りの内装でミスマッチを避けるためにも、メリットだけではなくデメリットもチェックしましょう。
建築費用が高くなるケースがある
板張りに使用する木材の種類や面積によっては、建築費用が高くなるケースがあるので注意が必要です。
一般的には、集成材よりも無垢材のほうが費用がかさみやすくなります。
ただし、一口に「無垢材」といってもオークやパインなど樹種によって費用が異なるため、施工業者からアドバイスをもらいながら家づくりを進めることが大切です。
また、費用の安さのみで判断すると耐久性が低くなることから、木材の性質を踏まえて検討しましょう。
暗さや圧迫感を感じる場合がある
落ち着いた雰囲気に仕上げやすい「板張り」ですが、色合いによっては内装に暗さや圧迫感を感じる場合があります。
とくに天井を板張りにする場合は、暗い印象を与えるケースがあるため、色選びには気をつけましょう。
また、サンプルなどを見て「この色は大丈夫」と感じても、面積が広がると見え方が変わる「面積効果」が起こる可能性があります。
施工事例などの写真はもちろん、モデルハウスなどに足を運び、なるべくご自身の目で確かめてから決めることが重要です。
変形するリスクがある
無垢材を板張りとして使用する際は、変形するリスクがあるのがネックです。
とくに無垢材は調湿効果に優れている反面、湿気の放出と吸収を繰り返すことによって変形する可能性があります。
乾燥した木材を接着剤で張り合わせている集成材は、無垢材と比較すると変形するリスクは小さくなります。
なお、板張りの木材が変形すると板と板の間に隙間が発生するケースもあり、収縮のしやすさなど木材の特徴を押さえてから内装に採用しましょう。
新築間取りの後悔例と対策を、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉新築間取りの後悔例と対策|収納・動線・開放感など
函館エリアで内装に板張りを取り入れた家をお考えの方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
ご要望を丁寧にヒアリングし、ご家族が生活しやすい最適なプランを提案いたします。
板張りの内装で後悔を回避するポイント
ここでは、板張りの内装で後悔を回避するポイントを解説します。
それぞれのポイントを押さえて、板張りの内装でのミスマッチを回避しましょう。
実績が豊富な施工業者を選ぶ
内装に板張りを取り入れる際は、実績が豊富な施工業者を選びましょう。
実績が多い施工業者であれば、板張りを取り入れる場所に合わせてどの木材を選ぶべきかアドバイスがもらえます。
また、施工不良を避けて理想の板張りの内装を実現するためにも、実績が豊富で技術力の高い施工業者を選ぶことが必須です。
ホームページから施工事例・実績・家づくりへのこだわりを確認し、ご自身の考え方やデザインの方向性に合う施工業者を探しましょう。
費用が気になる場合はクロスも検討する
板張りの費用が気になる場合は、費用を抑えやすいクロスもあわせて検討しましょう。
木目調のクロスを採用することで、板張りのような雰囲気に仕上げられます。
「板張りかクロスか、どちらを選ぶか悩む」といったケースでは、両方に対応している施工業者に相談することをおすすめします。
施工事例やモデルハウスをチェックしてイメージを膨らませる
デザイン面でのミスマッチを回避するには、板張りを内装に取り入れた施工事例やモデルハウスをチェックしてイメージを膨らませることが大切です。
リビングなどご自身が板張りを取り入れたいとお考えの箇所と同様の施工事例を確認して、デザインの雰囲気を把握しましょう。
施工事例をチェックする際は、どのようなインテリアが置かれているかもあわせて確認しておくと、家づくりに役立ちます。
また、「板張りを含めて理想の内装を実現したい」とお考えの場合は、インテリアコーディネートも依頼できる施工業者に依頼するとスムーズです。
板張りを内装に取り入れたおしゃれな施工事例
最後に、不動産企画ウィルが手掛けた「板張りを内装に取り入れたおしゃれな施工事例」をご紹介します。
「板張りの内装のイメージがつかめない」「内装に板張りを取り入れた雰囲気が知りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
FREAK’Sな家の施工事例
こちらはアメリカンローカルハウスの平屋をイメージした家の事例で、壁や天井などの内装にふんだんに無垢材を使用しています。
リビングスペースは床・壁・天井が木材に包まれており、リラックスしながらご家族の時間を過ごせるのが魅力です。
また、内装の雰囲気に合う家具もトータルコーディネートさせていただき、統一感のあるおしゃれな「アメリカンローカルハウス」が完成しました。
〈関連ページ〉FREAK’Sな家の施工事例(注文住宅・Ai-free)
ナチュラルヴィンテージの家
こちらは、板張りのキッチンを取り入れたナチュラルヴィンテージの家の事例です。
キッチン正面にはダイニングテーブルがつけられており、食事をとる時間にも木の温もりを感じやすくなっています。
木の風合いがお好きなお施主さまのご希望もあり、内装の随所にラーチ合板やチーク古材などの天然木を取り入れているのも特徴です。
〈関連ページ〉ナチュラルヴィンテージの家の施工事例(注文住宅・Ai-free)
不動産企画ウィルの施工事例を、以下よりご確認いただけます。
〈施工事例一覧〉
壁あり対面キッチンのおしゃれな施工事例を、こちらの記事でご紹介しています。
〈関連ページ〉壁あり対面キッチンのおしゃれな施工事例|メリット・デメリットも解説
函館エリアで内装に板張りを取り入れた家をお考えの方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
不動産企画ウィルには、経験豊富なインテリアコーディネーターが在籍しており、インテリアを含めたご提案が可能です。
まとめ
板張りの内装には「木材の温もりを感じられる」などのメリットがある一方で、「暗さを感じる場合がある」といったデメリットがあるので、対策を講じることが大切です。
理想の板張りの内装を実現するためにも、実績が豊富な施工業者に家づくりを依頼しましょう。
今回ご紹介した内容を、板張りの内装を検討する際の参考にしていただけると幸いです。