アンティークな家づくりのポイント|おしゃれな外観・内装実例を紹介
ヨーロッパの建築様式やインテリアを取り入れたアンティークな家は、マイホームづくりで人気の高いテイストです。
無垢材や漆喰などの自然素材を取り入れたアンティークな外観・内装デザインは、幅広いライフスタイルの方にマッチし、長く愛せるのが魅力です。
そこで今回は、函館エリアの工務店不動産企画ウィルが、アンティークな家の外観・内装デザイン実例と、おしゃれに仕上げるためのポイントを紹介します。
このコラムのポイント |
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Contents
アンティークの基本と魅力をおさらい
アンティークな家づくりの具体的なポイントを考える前に、まずはアンティークの基礎知識をおさらいしておきましょう。
アンティークの意味や魅力を確認しておくことで、よりおしゃれな家づくりに近づきます。
アンティークとは
アンティーク(antique)は元々、ヨーロッパの古い工芸品や美術品を指す言葉です。
現代では日本語で「古い」「古風な」と訳されるようになり、本来の意味である骨董品だけでなく、「アンティーク調の家」のように住宅に対しても使われるようになりました。
アンティークの本場であるヨーロッパでは、住まいを修繕しながら何世代にもわたって使いつづけるのが一般的です。
無垢材や漆喰などの自然素材を取り入れた住まいは、使い込むことでどんどん味わい深くなり、魅力を増していきます。
近年の日本の住宅は築40年前後で建て替えることが一般的でしたが、1つの住宅で長く暮らす方向性にシフトしており、使い込むほどに愛着が積み重なるアンティークな家を建てるメリットは大きいです。
ヴィンテージ・レトロとの違いは?
住宅デザインとして使われる言葉の中には、ヴィンテージ・レトロなどもあります。
アンティーク | 製造されてから100年以上経っている物のこと |
ヴィンテージ | 製造されてから100年以内の物のこと |
レトロ | 古びた雰囲気のこと |
アンティークとヴィンテージはどちらもヨーロッパの古い骨董品を指す言葉ですが、製造年によって使い分けられます。
住まいづくりやインテリアでは、アンティークの方がより昔ながらの印象が強く、ヴィンテージは古いものと新しい物を組み合わせることもあります。
レトロは本来「過去を振り返る」という意味の言葉で、古い時代のデザイン全般を指すことが多いです。
アンティーク・ヴィンテージ・レトロ、それぞれ微妙な違いはありますが、住まいづくりではあまり気にせずに、気に入ったデザインを取り入れればOKです。
次の章で、実際の施工事例を見ながらアンティークな外観・内装の雰囲気をつかんでいきましょう。
アンティークな家の外観・内装実例
さっそく、実際のアンティークな家の外観・内装実例をチェックしてみましょう。
外観は職人の手作業で仕上げる自然素材の漆喰壁を採用し、温かみのあるアンティーク調に仕上げています。
窓が少ないヨーロッパの住宅デザインを取り入れつつ、掃き出し窓で日本のライフスタイルにもマッチさせています。
室内から直接出入りできるウッドデッキ、枕木のアクセントなど、外構もアンティークテイストに合わせてトータルコーディネート。
内装は扉やフローリングに無垢材を取り入れ、見せる収納や照明器具など細かい部分にもこだわりアンティーク調にまとめています。
リビングにつながる土間スペースは、タイルの質感とデザインが室内のアンティーク感を演出。
汚れやキズに強いタイル土間は、お子さまやペットの遊び場、趣味の道具のお手入れやガーデニングなどライフスタイルも広げてくれます。
キッチンも白いタイルや扉をベースに、アンティーク調の取っ手やブラケットライトでトータルコーディネート。
アクセントとして取り入れたステンドグラスも、アンティーク調の内装の魅力を引き立ててくれます。
ここでご紹介した施工事例は、函館の工務店、不動産企画ウィルのモデルハウス「CoCo-tique」のものです。
CoCo-tiqueは“ここちよい”と“アンティーク”の2つのキーワードから生まれた住まいのブランドです。
使い込むほどに魅力が増し、住み続けたくなる魅力的な住まいとなっています。
函館市のモデルハウスとして見学できるようになっていますので、ぜひお気軽にご来場ください。
アンティークな家づくりのポイント
先ほどご紹介した実例を踏まえて、おしゃれなアンティーク調の家を建てるためのポイントを押さえておきましょう。
目指すスタイルを決める
アンティークと言っても時代や地域によってバリエーションがあるため、まずは目指すスタイルを1つに決めましょう。
※アンティークスタイルの種類
- ブリティッシュスタイル
- フレンチスタイル
- 北欧スタイル
複数のスタイルを取り入れる考え方もありますが、1つに絞って統一した方がおしゃれに仕上げやすくなるのでおすすめです。
例えば、可愛らしい雰囲気が好みなら、フランスのアンティークな家のデザインが参考になります。
一方、シンプルなナチュラルテイストにさりげなくアンティーク調を取り入れるなら、北欧スタイルもおすすめです。
まずは難しく考えず、いろいろな施工事例をチェックして、好みにマッチするアンティークスタイルを見つけてみましょう。
素材にこだわってアンティーク感を演出
内装・外観どちらも、レトロな雰囲気や手作り感がある素材を選ぶのも、アンティークな家づくりのポイントです。
※アンティークな素材の例
- アイアン
- タイル
- レンガ
- 漆喰
- 無垢材
例えば、ドアの取っ手や手すりは、工業製品的な印象が強いアルミではなく、なつかしさのあるアイアン製を使うとアンティーク感が出やすいです。
また、外壁や内装に職人が手作業で仕上げる漆喰を使うと、アンティークな雰囲気や魅力を演出できます。
アンティーク感のある素材をピンポイントで使うのではなく、外観や内装全体でバランス良く使うとおしゃれに仕上げやすいです。
魅せる収納・隠す収納を使い分ける
アンティークな家づくりでは、収納の工夫で生活感を隠しつつ、小物や雑貨を上手に見せるのもおしゃれに仕上げるポイントです。
まずは扉付きの隠す収納をバランス良く配置し、住まいの中に生活感が見えないようにしましょう。
リビングやキッチンは、オープン棚やニッチなどの見せる収納を使って、アンティーク調のアイテムを置くのがおすすめです。
ただ必要な収納量を確保するだけでなく、デザイン性にも注目して収納の種類や配置にこだわってみましょう。
内装とインテリアをトータルコーディネート
アンティーク調の内装デザインを考えるときは、家具やカーテンなどのインテリアとトータルコーディネートすることも大切です。
例えば、フローリングや建具と、家具の木目やカラーをそろえると、統一感が出て魅力的なお部屋に仕上げることができます。
建物単体で考えるのではなく、購入する家具やインテリアアイテムも想定しながら、実際に生活する状態をコーディネートしてみてください。
外構と建物を調和させる
アンティーク調の外観デザインづくりは、させましょう。外構と建物を同じテイストで調和
例えば、外壁と門塀を同じ漆喰で仕上げると、外観全体の統一感が高まりおしゃれなアンティーク調に仕上がります。
アプローチにタイルや石材、枕木などの素材を使うのもおすすめです。
外観デザインも建物単体ではなく、敷地全体のバランスを考えてみてください。
断熱性能を高める
アンティークな家づくりでは、住まい全体の断熱性能を高めるのも重要なポイントです。
断熱性能が低い家は冷暖房効率が悪く、快適な室温をキープするためにたくさんの冷暖房器具が必要になります。
エアコンやストーブなどの冷暖房器具は、アンティークな雰囲気とは合わないため、せっかくのおしゃれなデザインが崩れる原因になります。
断熱性能が高い住まいは、おしゃれなデザイン性を維持できるだけでなく、光熱費の削減や快適な環境などメリットも多いです。
函館エリアで断熱性能が高いアンティークな家を建てるなら、不動産企画ウィルにご相談ください。
ZEH水準のエコプラス断熱を標準仕様として、冷暖房効率が高く快適な住まいづくりをお手伝いしています。
まとめ
おしゃれで使い込むほど魅力が増していくアンティークな家は、1つの住まいに長く暮らすこれからの時代にピッタリです。
素材選びや収納のバランスなどの工夫を取り入れ、おしゃれで暮らしやすいアンティークな家づくりを目指しましょう。