吹き抜けの間取りでよくある後悔と対策|おしゃれな吹き抜け間取り成功例も
開放的で明るい空間を実現する吹き抜けには、多くの魅力があるものの、間取りで後悔する方もいらっしゃるようです。
吹き抜けを採用して間取りで後悔しないためには、どのようなデメリットがあるのかを確実に把握することが重要です。
そこで今回は、函館エリアで吹き抜けの施工実績が豊富な不動産企画ウィルが、吹き抜けの間取りでよくある後悔と対策、おしゃれな吹き抜け間取りの成功例を紹介します。
このコラムのポイント |
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後悔なく吹き抜けで魅力ある空間をつくるために欠かせないポイントがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
吹き抜けにはデメリットもある?
吹き抜けはおしゃれで開放感がある人気の間取りのアイデアですが、注意すべきデメリットもゼロではありません。
デメリットを考慮せずに吹き抜けを採用すると、後悔する可能性があります。
デメリットを把握して吹き抜けの採用や対策を検討すると、後悔なく理想の暮らしを実現できます。
このコラムでは、吹き抜けで後悔する理由や対策を詳しく解説しているので、ぜひお役立てください。
函館エリアで明るく開放的な間取りをご希望の方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
豊富な吹き抜けの施工実績をもとに、お施主様の理想をサポートします。
吹き抜けの間取りでよくある後悔と対策
吹き抜けの間取りでよくある後悔は、以下のとおりです。
- ・吹き抜けリビングが寒い
- ・メンテナンスが大変
- ・音とニオイが広がりやすい
- ・2階のスペースが不足する
- ・建築コストが高くなる
対策とあわせて、それぞれ詳しく解説します。
吹き抜けリビングが寒い
吹き抜けを採用すると、以下の理由で1階リビングや足元が寒いと感じる場合があります。
- ・暖かい空気は軽いため上部に流れる
- ・空間が広く、1階リビングが暖まるまで時間がかかる
- ・高窓など大きな窓から熱が逃げる
吹き抜けはエアコンが暖める空間に高低差ができ広くなるため、お部屋を暖めにくくなる点に注意が必要です。
【対策①】⇒断熱性・気密性が高い工務店を選ぶ
吹き抜けを採用すると、必ず1階が寒くなるわけではありません。
住宅に十分な断熱性や気密性があれば、暖めた空気が外に逃げにくくなり、効率的に暖められます。
断熱性と気密性は、いずれも暖めた空気や冷やした空気を外に逃さないために重要な住宅性能です。
住宅性能は最終的にお施主様が決めますが、標準仕様や工法などは工務店によって異なります。
不動産企画ウィルは、2030年度までに引き上げが予定されているZEH水準・断熱等性能等級5・一次エネルギー消費量等級6相当の住宅性能を標準仕様としております。
〈関連ページ〉エコプラス断熱
【対策②】⇒シーリングファンを設置する
断熱性・気密性の高い住宅を設計したうえで、シーリングファンの設置も寒さ対策として有効です。
シーリングファンとは、天井などに設置される、プロペラの回転で空気を循環させる設備です。
暖かい空気は上部に流れる性質があるため、シーリングファンで空気を循環させることでお部屋全体を暖かくすることができます。
メンテナンスが大変
吹き抜けを採用すると、以下のようにメンテナンスが大変になる場合があります。
- ・高い場所にある照明やシーリングファンの交換
- ・高い場所にある壁紙の張り替え
- ・高窓の汚れの掃除
吹き抜けで床と天井の高低差が生じるため、高い場所にある設備などのメンテナンス性が悪化する点に注意が必要です。
【対策①】⇒LED照明を選ぶ
一般的な電球(ランプ)と比べて寿命の長いLED照明を選ぶと、交換頻度を抑えられます。
LED照明器具の適正交換時期は、故障が増える前の10年程度です。
ご自身で実施する脚立を使った交換は危険をともなうため、壁紙の張り替えと同時にプロに交換を任せることもおすすめです。
【対策②】⇒メンテナンス費用も計画に組み込む
設備の交換は避けられないため、メンテナンス費用を計画に組み込んでおくことも大切です。
何年後にどのようなメンテナンスが必要なのか把握し、長期的な資金計画に組み込みましょう。
音とニオイが広がりやすい
吹き抜けを採用すると、音やニオイが広がりやすい点に注意する必要があります。
1階と2階の間に床や天井がないことから、リビングでの会話やテレビの音、料理のニオイが気になる場合もあります。
【対策①】⇒音対策をする
吸音材や吸音カーペット・吸音カーテンなど、音が反射しにくい環境の構築を検討しましょう。
防音性のあるドアを採用するのも手段の1つです。
【対策②】⇒寝室やランドリースペースを切り離す
LDKと2階が吹抜けでつながる間取りでは、寝室やランドリースペースなど音やニオイが気になる場所を切り離して対策しましょう。
静粛性が求められる寝室は、なるべく吹き抜けと距離を取り、離れた場所に配置するのが理想的です。
また、吹抜けとつながる2階の廊下ホールにランドリースペースを設けると、お料理のニオイが気になる可能性もあります。
個室のランドリールームを設けるなど、洗濯物にニオイが付かないような間取りを考えましょう。
2階のスペースが不足する
吹き抜けにする部分は2階の床がないため、以下のような問題が生じる可能性があります。
- ・2階のトイレ設置が難しい
- ・収納の確保が難しい
- ・十分な部屋数の確保が難しい
- ・部屋が狭くなってしまう
一部で「2階に部屋数が必要なら吹き抜けは向いていない」と評価されるほど、吹き抜けで2階スペースが削られるのは厄介な問題です。
【対策①】⇒吹き抜けの施工実績が多い工務店に相談
吹き抜けの施工実績が多い工務店に相談すると、2階スペースが削られる問題を考慮した提案を受けられる可能性があります。
吹き抜けをご検討中なら、工務店を選ぶ際に吹き抜けの施工実績をチェックしましょう。
【対策②】⇒吹き抜けの範囲を調整する
2階のスペース確保のために、吹き抜けの範囲を調整する部分吹き抜けを採用するケースもあります。
部分吹き抜けなら、2階の床と下の階の開放感のバランスを調整することができます。
また、高さを半分程度に抑えたハーフ抜き抜けも、2階の床を確保しつつ通常の天井高と比べて高い開放感や採光を実現できるアイデアです。
建築コストが高くなる
工務店や具体的なプランによりますが、吹き抜けを採用すると建築コストが高くなる場合もあります。
吹き抜けは2階の床などの施工が不要で施工面積は減るものの、以下のような要素があるためです。
- ・足場を組む必要がある
- ・窓が増える場合がある
- ・耐震性を確保する必要がある
- ・2階ではなく1階でスペースを確保するために必要な敷地・基礎面積が増える
したがって、吹き抜けの採用で予算オーバーに至る可能性があります。
【対策①】⇒予算と優先順位を明確にする
予算オーバーを防ぐには、家づくりにかけられる費用(予算)はもちろん、ご要望の優先順位を明確にしておくことが重要です。
仮に吹き抜けの採用で建築コストが高くなっても、予算に余裕があれば理想の間取りを実現できます。
床材やクロス、キッチンなど吹き抜けより優先してこだわりたい要素がある場合も、優先順位が明確なら合理的な判断が可能です。
【対策②】⇒規格住宅を選ぶ
あらかじめ決められたプランから選ぶ規格住宅なら、間取りプランごとの価格が明確なので、吹き抜けによる予算オーバーの可能性を抑えられます。
函館エリアで吹き抜けのある間取りにお悩みの方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
こだわりの空間の実現を、丁寧にサポートいたします。
おしゃれな吹き抜けの間取り成功例
おしゃれな吹き抜けを採用した間取りの成功例を紹介します。
おしゃれな吹き抜けを実現するため、ぜひ参考にしてください。
部分吹き抜けで明るく開放感のあるモダンな家
ダイニングに部分吹き抜けを採用し、効果的に明るく開放感のある空間を実現した施工事例です。
部分吹き抜けで子育て世代に人気の4LDKの間取りを実現しました。
高窓から差し込む光が、白い塗り壁調のテイストを魅力的に際立たせています。
〈関連ページ〉北欧モダンの家2の施工事例(函館市 規格住宅・CUBE+)
リビング階段の吹き抜けで2階スペースと開放感を両立したアメリカンハウス
リビング階段部分に吹き抜けを設け、2階スペースと開放感を両立したアメリカンハウスの施工事例です。
ソファでくつろぐ際の心地よさと開放感を高めています。
〈関連ページ〉アメリカンハウスの施工事例(亀田郡 規格住宅・ZERO-CUBE)
吹き抜けとリビング階段のおしゃれな施工事例は、以下のページでも詳しく紹介しています。
〈関連ページ〉吹き抜け×リビング階段のおしゃれな施工事例|メリット・デメリットや間取りの考え方も解説
大きな吹き抜けのある淡色モダンの家
リビング全体にわたる大きな吹き抜けを採用した施工事例です。
大きな窓と高窓で贅沢に光を取り入れた、ナチュラルモダンの癒やし空間となりました。
壁面に設置されたブラケットライトも特徴的です。
〈関連ページ〉大きな吹抜のある淡色モダンの家の施工事例(北斗市 注文住宅・Ai-free)
大きな吹き抜けで家族が1つになれるヴィンテージモダンの家
3部屋ある2階からリビング全体を見渡せる、大きな吹き抜けがあるヴィンテージモダンの施工事例です。
吹き抜けとリビング階段を組み合わせることで、家族が1つになれる魅力的な空間を実現できます。
〈関連ページ〉ヴィンテージモダンの家の施工事例(亀田郡 規格住宅・CUBE+)
大きな吹き抜けと6連窓の家
大きな吹き抜けと6連窓が特徴の施工事例です。
開放的な吹き抜けとスケルトン階段、6連窓により、圧倒的な開放感を実現しています。
〈関連ページ〉大きな吹き抜けと6連窓の家の施工事例(函館市 注文住宅・Ai-free)
ほかにも吹き抜けを採用した多くの施工事例があるため、ぜひ以下のページからご確認ください。
〈施工事例一覧〉
函館エリアで吹き抜けのある家をご希望の方は、不動産企画ウィルにご相談ください。
吹き抜けの豊富な施工実績をもとに、吹き抜けのある空間づくりをサポートします。
まとめ
吹き抜けのある間取りで後悔しないためには、断熱性や気密性の確保、シーリングファンの設置、2階スペースの確保などの対策が重要です。
このコラムで紹介した内容を、魅力ある空間づくりにお役立ていただけると幸いです。
不動産企画ウィルでは、豊富な施工実績をもとに、お施主様のニーズに最適なご提案をします。
吹き抜けの間取りで後悔したくない方は、ぜひお気軽にご相談ください。