住まいのカタチ、暮らしのカタチ。
ライフスタイルが家をつくる。
ウィル・インテリアコーディネーターの仕事
ウィルのモデルハウスは“暮らしの場所”として家を見せるインテリアも注目の点。この演出に携わるウィルのインテリアコーディネーター・菊地さんに、つくり手側の想いやそれぞれのモデルハウスの特徴をインタビューしました。
※内容は掲載当時に公開中のモデルハウスです。現在は公開終了している場合もあります。
「家とは、実際にそこで暮らす人がいて、その方々の趣味嗜好やライフスタイルでつくりあげていくもの、と考えています。そのため、ウィルのモデルハウスづくりにはペルソナという、その家で暮らすユーザー像、人物設定が欠かせません。飾るものひとつに彼らの趣味や思い出が反映されますし、空間にしても、海が好きでカリフォルニアテイストにする方がいれば、好きな映画のワンシーンを切り取ったようなリビングを目指す方もいる。踊るのが好きだからあえてソファを置かない、とか、TVを置かない分、趣味のレコードプレーヤーやスピーカーにスペースを割く、という方もいます。挙げていくとキリがありませんが(笑)、キリがないからこそペルソナを設定し、あえて制限をかけ、その中で架空だけれどどこかにいるかもしれない家族の姿を細かく描いていきます」
CoCo-tique | ココ・ティーク
「それと並行して、モデルハウスごとに設定するインテリアのテーマも軸となります。ココ・ティークなら、経年変化を楽しむ家、かつ「まっさらのキャンパス」がイメージなので、そこに映えるよう家具はビンテージものを中心にセレクトしています。
ZERO-CUBE FREAK’S | ゼロキューブ・フリークス
「ゼロキューブフリークスは、アパレルブランド・フリークスストアとのコラボ商品ですが、“つながる(=SESSION)を楽しむ家”というテーマと、アメリカンライフスタイルの提案がコンセプトにあるので、それをどう表現するかを考えました。ワクワクする楽しさを大事に、従来にはないモノの使い方などをお見せしています」
mini prot Exz | ミニプロト・エグゼ
「そして最後に、このときのミニプロトエグゼのテーマは『デンマーク』でした。となると、インテリアは北欧系ですがナチュラルに寄り過ぎず、落ち着いた雰囲気を心がけ、本物のデンマーク家具を取り寄せました。こういったことをペルソナと組み合わせながら時間をかけて擦り合わせていきます。今も、次のモデルハウスに向け、チームでいろいろな打ち合わせを重ねています」。