市電ウィル号が、今日も函館の街を走ります。

 街じゅうを、企業の思いを乗せて走る函館市電カラー電車。この大きなキャンパスをつかってウィル号を走らせたい。その想いが叶い、2021年10月より函館の街に『ウィル号』が走り始めました。

 このカラー電車において、最も大切なことはその車体が函館の街並みにマッチすること。街の原風景をつくってきた電車の歴史に敬意を払い、同時に、家づくりをする企業として、その大切な風景に違和感なく溶け込むことが、私たちの “見せ場”であると考えました。

 デザインをする際、私たちはまず街の【色】に注目しました。若手社員3名がカラーチャートを手に西部地区を歩き、そこにそぐわない色や相性の良い色をピックアップしていきました。そうして選んだのは、時計を巻き戻すのではなく、古き良き時代にも合い、そして現在でも使われている日本名で碎石灰、フランスではマカダムという名前の色です。

 また、車体に載せる言葉は「暮らしとは、かけがえのないもの」という意味を込めたウィルのコピー『Live is live(リブイズライブ)』を出口側に、そして入り口側には「はこだてがすき」というシンプルなひとことを配置。これは、函館が好きな皆さまに共感をいただけるよう、吟味を重ねた言葉です。

 今回、私たちは思いました。家づくりも、街に溶け込む電車を走らせることも、どれも函館という街づくりにつながっている。

 どうか、電車に乗る方、見る方の両方に、私たちの『函館づくり』を喜んでいただけますように。そうして一緒に、函館をつくっていけますように。

函館市電カラー電車ウィル号、本日も風景に溶け込みながら、函館の街を走っています。

私たちは、2018年より湘南エリアと都内へ進出いたしました。改めて、外からの視点で函館を眺める機会が増えると、函館を拠点とする一企業として、この街をより魅力ある街にしていきたいと考えるようになりました。ウィルのカラー電車は、その思いも大きな原動力になっています。

電車の『顔』は車体を走らせた2本のラインを交差させ、左右非対称にしてあえて“気になる”ようデザインしました。なお、今回カラーチャートを手に西部地区の【色】を調べた若手社員3名は、大学進学で一度函館を出て、その後函館が好きで故郷に戻ってきた面々です。

Project support/神子島肇建築設計事務所

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