「スペシャルインタビュー」住宅のプロが自分の家を建てたなら―。ウィル営業マン・北畠進の家

北畠進・静子夫妻

2006年結婚。長らく賃貸マンションにて生活を送っていたが、夫婦の将来を考え、また、未来に予定している静子さんの母との同居を叶えるべく、2013年に家を建てることを決断。2014年8月より新たな家で暮らしをスタート。

神子島肇

神子島肇建築設計事務所代表。一級建築士。代表作は『ヒカリノデンタルクリニック』他。自身のアトリエ『二十間坂・白のスタジオ』はビジネスパートナーであるウィルの施工協力のもと、築80年近い中古物件をリノベーションし、2013年、函館市都市景観賞を受賞。

北畠邸

2014年8月竣工
設計:神子島肇建築設計事務所・神子島肇
施工:有限会社不動産企画ウィル
間取り:4LDK
構造:木造2階建て
敷地面積:272.12㎡

北畠進

青森県生まれ。39歳。有限会社不動産企画ウィル営業部課長。
住宅業界歴はトータルで21年。ウィル入社は平成23年より。
二級建築施工管理技士、住宅ローンアドバイザー、住宅建築
コーディネーター。

インタビュアー・テキスト/平野陽子(peeps hakodate編集統括・will広告担当)

Interview Start

北畠進が家を建てた。彼はウィルの営業マンで、過去には現場監督の経歴もあり、ウィルを含め住宅業界に21年間身を置く人物。つまり、家づくりを根本から知っている、そんな男である。しかし、その経歴とは裏腹に、長らく賃貸住宅生活を送り、この度の家は自身にとって初体験のマイホームとなった。
住宅のプロが自分の家を作るなら―。これは、家づくりにおいて、非常に興味をそそる題材だ。この機会を逃さず余さず、その詳細を探るべく、施主・北畠進・静子夫妻、そして設計を担当した神子島肇氏に話を訊いてきた。皆様の家づくりの参考に、お役に立てれば幸いだ。

インタビュー風景 まずは北畠さん、家を建てようと決断した経緯について教えてください。

はい。もともと、家を建てるなら、その住まいは妻の母親が暮らす近くで、と夫婦で決めていたんですが、
それまでは中々良い土地が見つからず進行できずにいました。
で、ようやく2年ちょっと前に、希望に限りなく近い土地が出たので、それを機に決断をしました。

ウィルの中で営業実績も顧客満足度もある北畠さんが、これまで家を持っていなかったことを非常に意外に感じました。不動産業界一筋の割に、賃貸生活が長かった理由は?

いずれは建てようと思っていましたが、正直、それまでは夫婦二人の暮らしでさほど家が必要ではなかったん
ですよね。
ただ、賃貸生活が長かった分、“自分の家のありがたみ”についてをとことん深く知ることができました。
もう少し早く建てたら良かったですね。

インタビュー風景 TOPへ TOPへ 神子島さんが設計を担当されていますが、北畠夫妻からの要望はどんなものでしたか?

それがほとんど何の要望もなくて(笑)。主な要望は『3年後位に静子さんのお母さんと暮らす予定なので
お母さんの部屋もつくること』でした。
設計は、比較的大き目の敷地を活かし、気持ちの良い距離感と採光で、家の中で散歩をしているような、
そんなイメージから組み立てていきました。
それにしても、本当に要望が少なくて、もっと色々と出して貰いたかったくらいです。
自分のクライアントのときはもっともっと熱くなる人なんですけどね(笑)。

いや、家を考え抜いて導き出す答えって、居心地の良さや、機能面、動線含め、皆さん大体同じところに着地
するんですよね。
だったら、それをとことん考え抜いて、更にその先を考えているプロの設計で暮らすことが僕にとっての正解
でした。
これまで何度も神子島さんと一緒に仕事をして判断した結果ですが、この選択は間違ってなかったですね。
大成功です。

インタビュー風景 TOPへ TOPへ 家の中で一番気に入っているところはどこでしょう?

キッチン!ですね。(座っている場所を指さしながら)ここが私の定位置です。


いつもそこから動かないよね。


私が左利きというのもあって、それまでのキッチンは常に使いづらさを感じながら我慢してきたんですよね。
で、広いキッチンが欲しい私と、それがイメージできない夫とで夫婦喧嘩になったりもしたんですが、結局
私の意見を取り入れてもらって、お陰でお料理自体も頻繁に作るようになりました(笑)。

使いづらさのせいか、それまではあんまり料理もしてなかったから、キッチンにスペースを割く必要がないと
思っていたんですよね(苦笑)。
彼女にここまで喜んでもらえて良かったです。

インタビュー風景 TOPへ TOPへ さきほど神子島さんから「家の中で散歩をしているような」というフレーズがありましたが、実際の生活ではいかがですか?

玄関から、居間へも洗面スペースやキッチンにも抜けられることや、キッチンとリビングの距離感、視線の広がり
など、開放感やゆとりは常に感じています。
光の入り方も抜群で、朝に寝室を出ると、2階廊下の窓に東からの爽やかな光が入ってくるんですよね。
これは本当に、今日も一日頑張ろうって気になりますよ。

窓からの採光は本当に考え抜かれてますね。窓と言えば、春に家の中を何気なく歩いていて、ふと外に目をやった
ときに満開の桜が視線の先に見えて。それで、神子島さんが屋外の細かな風景まで見極めて窓の配置を決めている
ことに気が付きました。それまでは桜があることも気づかなかったんですよね。
これは本当にびっくりしました(笑)!

ハハハ(笑)。歩いていくポイントポイントに何かある仕掛けを考えましたね。現場に入ってみてイメージと違う
所もありましたが“お散歩コース”に関しては狙い通りいけたと思っています。

インタビュー風景 TOPへ TOPへ では最後に、家を建ててからこれまでと変化したことがあれば教えてください。

先ほども言いましたが、キッチンが本当に使いやすくなってお料理も劇的に楽しくなったので、友達を招いて
ホームパーティを開くようになりました(笑)。
それから…、お風呂!お風呂ですね。
賃貸時代は温泉が好きで夫婦で頻繁に通っていたんですが、家を建ててからは全く行かなくなりました(笑)。
その替わり、家のお風呂で2時間でも3時間でもゆっくりしています。
あとは、音が気にならない、という所。これも凄い変化です。
以前は上の階とお隣りの生活音が気になっていたし、こちらも仕事で帰宅が夜中になった日だとか、遅い 時間に
シャワーを浴びることを凄く気にしていたんですが、今は自由ですねぇ。家を持ってはじめて、 それまでの生活に
かなりストレスがあったんだと気が付きました。それまでは家で音楽を聴いたことが ありませんでしたが、新しく
スピーカーを買って毎日楽しく聴いています。

彼女の言う通り、温泉には全く行かなくなりましたね。僕はそれと、早く家に帰りたいと思うようになりました。
嬉しそうな妻を見ているのが嬉しいですし。
でも、家によほど満足しているのか、帰宅が遅くなっても彼女に怒られなくなりました。これも大きな変化ですね
(笑)。
お酒を飲む為ではなく、飾っても恰好の良いデザインのものを買うようになったことも変化のひとつです。
それから、職業柄、靴が増えていくんですが、玄関の収納が広いので、しまい込まずに見せながら楽しむことが
出来るようになった。
あとは観葉植物も置くようになりましたね。最初のうちは二人とも植物に慣れていなくて、二人してお互いがいない
ときに水やりをしちゃって少し弱らせてしまったり(笑)。そんなミスもありましたね。
そしてやっぱり、仕事ですね。自分の実体験を加えられるようになりましたから、クライアントに提案するときを
はじめ、今まで以上にお話できることが増えました。

なるほど。以前との生活の変化や、暮らすことの楽しさがとっても伝わってきました。北畠さんならではの家づくり、とても参考になりました。これからもクライアントと素敵な家を作り上げていってください。北畠ご夫妻、神子島さん、今日はありがとうございました。
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